多趣味さに劇場

ていねいな暮らししたいな!と思いながらゴロゴロしてるどうしようもないフリーター。彼氏は中国人。絶対結婚。多趣味ですが将来の夢はカフェ経営です。

家族や友人、大切な人が消息不明̩│失踪、家出した時に発見する方法【実体験】

こんにちは。さにです。

 

今回は私の体験談から、

大切な人が消息不明になった時に自分なりの捜索の仕方をお伝えします。

 

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大切な人がいなくなってしまった。

どこにいるのかわからない。

生きているのかも、わからない。

 

そんな時はある日突然やってきます。

このような事が起こった時、自分はどう行動すればいいのか?

わからなくなりパニックになりますよね。

 

私は全くどこにいるかわからない状況から、手掛かりになりそうな場所さえもわからない状態で

失踪した大切な人をを失踪から3週間目で発見することができました。

 

まず初めにお伝えすることはこれは成人された失踪者の捜索方法です。

先に言いたいことは成人の家出には警察は関与してくれません。

自分たちで探すか、本人が帰ってくるのを待つしかないのです。

 

これは自分で出来る限りのない頭を絞った捜索方法です。

捜索をするまでの過程

私がそのような体験をしたのは以前交際していた彼氏でした。

彼とは約2年半の交際後、お別れをしましたが友人として連絡を取り合う仲でした。

 

同じ職場ということもあり仕事の愚痴や趣味の話など他愛もない話をしていましたが、

ある日なんとなく連絡がしばらくないなぁ、と考えてLINEを確認しました。

 

既読無視をすることはお互い多々ありましたが、2日前の連絡に既読がついていない

おかしいと思い電話を掛けますが、電源が入っていませんでした。

 

部署が違う為担当部署の方に連絡すると、体調不良で休んでいるとのこと。

なのになぜか胸がざわつくので次の日に家まで様子を見に行こうとその日はそのまま寝ることにしました。

 

次の日家に行くと音沙汰なし。仕方なく中へ入ることに。

※私は同棲していたということもあり鍵を持っていました。

これはかなりのイレギュラーだと思いますが…。

 

正直とても怖くて全身震えました。

以前交際していた時も自殺未遂をしたことがある彼なので、もしかしたら…。と嫌な想像もしました。

ですが結果、家の中には誰もいませんでした。

 

するとリビングに彼の会社携帯が。

そのメモ帳には遺書のような置き手紙の最後に、もう消えます。という言葉が残されていました。

 

その日中に彼のプライベート用の携帯もベッドから発見されました。

いよいよ本当に彼がどこにいるのか本当にわからない、絶望的な状態にあると発覚しました。

 

まずはじめに行動したこと

彼の両親・会社へ連絡する

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あの人がどこにいるかわからない!となればまずはする行動だと思います。

メモを見た私はかなりパニックになりましたが、

その後まずは彼の両親に連絡を取りました。

 

LINEを交換していましたがすぐに連絡がつかずFacebookや手あたり次第連絡できる手段で連絡をし、軽く事情の説明と電話番号を伝えました。

 

その後電話がかかってきて彼の両親にも事情を詳しく説明。

遠方に住まわれていたのですぐにこっちへ来るということでした。

 

その後彼の会社携帯から会社の役員、直属の上司

そして同じ会社だったため私の直属の上司にも連絡をし事情を説明しました。

捜索願を出す

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私は彼の元恋人、いわば他人です。

そのため捜索願はご両親が出していました。

その後警察が彼の家に来られ、簡潔に事情を説明し写真を提出して帰られました。

警察も成人の家出は自分の意志で出て行っている為捜査ができないとのこと。

マンションのカメラや口座履歴などは調べて頂けるとのことでした。

 

警察が捜査してくれたこと

彼が失踪して1週間で警察から与えられた情報は直近の口座引き落としの情報と引き落としがあったATMの防犯カメラの映像(本人確認あり)でした。

それ以上の捜査はできないとのことでご両親も落胆。その表情は見ていられないくらいでした。

私自身もこんなに早く捜査が止められるんだと絶望し、毎日のように泣いていました。

 

ですが、まだ失踪して1週間。何か自分にできることはないかと考えました。

捜索のカギはGoogleアカウント

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ここからが本題です。

結論から申し上げますと、私が彼を見つけた最大のカギはGoogleアカウントでした。

 

まず私は何かを利用する時の彼のメールアドレスやパスワードを把握していました。

それは過去に共同で彼の楽天アカウントを使用していたからです。

 

これはとても大きなことだと思います。

もし今この記事を読んでいただいている方で誰かを捜索されている方、パスワードがわからなくてもログインしっぱなしになっているサイト等ないか?

自宅PCや相手のスマホなどから探してみてください。

必ず手掛かりはあるはずです。

※悪用にも使用できますのでパスワードの開示方法等は記述致しません。

 

そして、彼のGoogleアカウントにログインしました。

サラッと言っていますが立派な不正ログインをしていることにお許し下さい。

この時はとにかく彼が何をしているか、手掛かりを見つけることに必死でした。

 

そこから、彼のネットの検索履歴を確認しました。

当たり前ですが見たくないことも沢山見えます。

失踪した人の考えていることは正直目を背けたくなる事もありますが、仕方ありません。

そして、検索履歴から失踪後に今いそうな地名を検索している履歴を発見することができました。

 

ここで1つわかったことがあります。

失踪してからネットが使える環境にある場所に居る。

ということは山奥や人気のない場所ではないということがわかります。

 

次にロケーション履歴を確認しました。

ロケーション履歴とは、位置情報がオンになっていると大体どこにいった、等が記録されるものです。

詳しくは下記のサイトに記述されております。

appllio.com

 

ですが、彼は位置情報をオフにしていた為履歴は確認できませんでした。

これがオンにされていれば、見つかる時間がもっと短縮されるのではないかと思います。

 

残るはこのGoogleアカウントにログインしたデバイスの確認です。

私はこの行程で彼を見つけました。

 

googleアカウントのメニューに、セキュリティ診断というものがあります。

複数のデバイスからログインされていると、そこからデバイスの確認ができるのです。

 

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上記のようにデバイスの情報が確認でき、

なんとログインした場所(都道府県、市区町村)まで特定されるのです。

 

これは私のアカウントですが実際に使用したデバイスも場所も正しく表示されていました。

※そもそも悪用されているとこれで不審なデバイスがわかるというのが本来の目的です。

 

これでデバイスを確認し、名古屋からのアクセス情報があることが発覚しました。

これだけでもとても良い情報をつかんだと思いました。

 

更に、彼は恐らく名古屋からアカウントにログインしようとし不正アクセスとしてブロックされていた形跡がありました。

(それを不正アクセスして確認する私…。)

 

そうするとIPアドレスまで確認できてしまうのです。

IPアドレスとは簡単に言うと、インターネット上の住所のようなものです。

 

このIPアドレスをネットで検索すると…

名古屋の中心部にあるネットカフェがヒットしました。

私が調べられることはここまでだと思い、ご両親にこれを連絡。

ついでにここっぽくないか?と思う店舗の情報もお伝えしました。

 

次の日ご家族で名古屋まで行き、店舗へ出向くと本当に彼の姿が。

ご家族により無事保護されました。

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彼の両親からはとても感謝されました。

私自身が一番心配だったのは「ここまで捜して自分のエゴじゃないか?」

「彼は本当に探されることを望んでいたのか?」ということでしたが、

後に彼から

「本当にありがとう。自分で死にもできないし帰れない状況にあったから、帰ってもいい状況を作ってくれて。」と言ってもらえました。

 

最後に

私は上記のような方法で失踪した彼を見つけ出すことができました。

ですが、これは偶然に偶然が重なっての結果だったのかもしれませんし、本来ならもっと時間がかかっていたのかもしれません。

 

ですが絶対に見つけたいなら待っているだけでは見つからないと思います。

私も彼が失踪したときに様々な捜索方法を参考にしましたが正直コレと役に立つものはなく結局自分のやり方で探しました。

 

私の捜索方法もグレーゾーンだし難しいことはあるかもしれません。

でも手段を選ぶ余裕も当時はありませんでした。

 

自分でどうにもできないなら探偵に依頼するもよし。本当に様々なやり方があると思います。

どこにいったかわからない人を探すには、とにかく早く行動することが重要だと思います。

 

今は彼は以前勤めていた会社を退職し、再就職してとても充実しているとのことです。

1からスタートして前向いて歩いてほしいと願っています。